今週のお題「餅」
今週のお題は「餅」だと…?(難しいな)
どうも函南です。
餅は太るのでなるべく食べないようにしている函南です涙
餅だいすきなんですけどねぇ、 なにしろ気がつくと量を食べてしまうので…。
ということで今週のお題は「餅」なので地元の「餅つき」 についてでも、ちょっと書こうかしらん。
「おもちつき」というと大きな臼に蒸かしたもち米をいれて、 杵をもつ人が一人、餅の面倒を見る人が一人、「よいしょー( 餅をひっくりかえす)どっこいしょー(餅をひっくりかえす)」 をエンドレスに繰り返すと、もち米が餅になっているよ~ というのが一般的だと思っている函南です。
月で餅つきをするウサギしかり、 子供時代にみていたイベントの餅つきしかり、 臼1台に対して大きな杵も一つ、という印象がありました。杵、 ドッカンハンマーみたいだよね。
ぺったんぺったん、餅つきは退屈な年末年始の暇つぶし行事… みたいな(失礼)
私の地元の農家の地主さんたち?の餅つきや、 結婚して上京したあとに見た餅つきは、 そうじゃなくてびっくりした記憶があります。 臼1台に対して杵は小型のものが3本くらい?
ドッカンハンマー型の杵って直径が20cmくらいあるイメージな んですけど、小型の杵は直径が10cm以下。 柄の長さは変わらないと思います。
餅つきの手順はまず、大きな臼に蒸かしたもち米を投入したら、 小さな杵3本を3人がもち、だいたい120°ずつ離れを取って、 臼の周りを回転しながらまずもち米をこねます( もち米のつぶつぶが独立したままぺったんすると、 もち米が臼から飛び散るんだそうで)
もち米がある程度こねられてかなり粗目のおはぎくらいになったら 、小さい杵部隊(3人)は臼の周りに綺麗に120°間隔で立ち、 餅を!つきます!
大きな杵で餅つきするときは「よ・いしょー!(こねて)よ・ いしょー!(こねて)…」くらいのスピード感ですが、小さな杵( 3人)だと餅の面倒をみる手元の人がいないので、 1打撃1秒くらい。3人が順番に餅をついていきます。
「それ!(杵Aが打撃)ハイ!(杵B)ハイ!(杵C)ヨィショ! (杵A)ハイ!(杵B)ハイ!(杵C)…」
とめっちゃスピーディー。リズム感も求められます。 日本民謡は必ず4拍子なのに餅つきは3拍子なんですよ。
だんだんヒートアップして、 直前の杵が臼から撤退する前に次の杵が打撃してしまい、 杵同士がクラッシュすると一旦おやすみになることが多いかなぁ。
小さい杵といっても軽くはないので、 臼のなかの餅に向かって頭よりも高い位置から肩を経由して身体を Xに使うように振り下ろして、 即座に臼から引き抜くとそこそこ腕力がいるし、 丹田あたりの重心と背筋と腕を上手に連動させる必要があります。 あと膝と足首と股関節の安定が求められる感じ。 ワイドスクワットか。
身体をXに使って杵を振り下ろす身体ってめちゃくちゃラインがカ ッコいいんですよ。 野球バットを上から下に向かって振りぬく感じ? バドミントンでコートの対角線を描くようにシャトルを打ち込むと きの身体の使い方に近いかなぁ。
右手で左ひざをなるべく曲げずに左足首を起立した状態で掴みに行 くときの身体の動きというのでしょうか…。
私は子供のころ農家さんの餅つきを見ていたのですが、 昭和からの農家さんは自分で鍬をふるっていた歴史が身体に染みつ いていて、足腰の強さが尋常じゃないです。 75歳こえたおじいさん、めちゃくちゃパワフル。
相撲レスラーっぽいかんじ。 身体の表面の肌とかは長年の紫外線の影響でシミしわが多いんだけ ど、肌の下に隠れている筋肉と骨の強さがすごいので、 3杵の餅つきはめちゃくちゃ迫力がありました。
餅つきの歌があったかどうか、覚えていないのですが( たぶん聴いてないと思う)
リズムと身体の連動がおこる現場はめちゃくちゃ面白いです。 餅つきしかり、田植えしかり。 地引網とかって歌いながらひっぱたりするのかしら。
現在の「生産性向上!」の時代の流れとは相反するけど、 見られるなら観に行きたいわね~。 車を運転せずにいけるところってないかなぁ。
こーんな感じで「おもちつき」の思い出でした。
それでは今日はこのへんで。
あっでゅー◎