肩の力をぬく!

長いものには巻かれておきたい

ボーダー二つの世界

うっひょーお久しぶりです。

4連休初日、 函南は「ボーダー二つの世界」を観てきました。いやー、難解の部類にはいる映画だった。

 

ストーリーは説明しません、その辺の解説サイト観てください。というのは、ヨーロッパ文化圏と自分のもつカルチャーが違うことを映画を見て感じて、映画のストーリーやポイントをうまく説明できないと思ったからです。映画解説にはプロがいるからね。このブログではネタバレします、よろしこ。

 

えーと、この映画の大きなオチというか、転換のポイントはティーナとヴォーレの出会い、ティーナが自分自身がトロルであると自覚し人間社会に自分自身がなじめていない、異物感の理由に気がついた ところだと思うんだけど。

私この映画をみる前まではこんなにファンタジーだと思っていなくて「トロルか…(がっかり)」という印象でした。トロルの伝承を身近に感じる文化圏で生活していれば感じ方はもっと違うものになったのかもしれないけれど。私のトロル知識がぺらぺらゆえ、「ボーダー」のオチとしてトロルが出てきたところで映画が薄くなった感が否めなかったなぁという印象です。

 

いやまぁでも、ティーナの感じる異物感、世間に受け入れられていない理由が単純に醜いとか頭が弱いとか表情が動物的、みたいな彼女の見た目に関するものだったら映画としてもっと悲しいものになってしまうのかなぁ、私たちのもつルッキズムに刺さりすぎてしまうかもしれないなぁ、と思ったり。さじ加減の妙、かもしれませんね。

 

あと人間に復讐しているヴォーレの思想にはちょっと同意できかねるな、と思いました。まー私は親嫌いだけど親生殺しとか殺されたことないからこれについては私の悲しみが足りない、そんな感じ。

 

ティーナは自然を愛していたし、隣人には優しくしようという人間らしさをもっていたし、愛するヴォーレが赤子入れ替え事件(児童ポルノを発端に掘り起こした訳だが)の主犯であることに悩み、苦しむ姿はとても良かったし、彼女は怪物にならなかったストーリーはよかったなーと映画見て一晩眠って朝思っています。うん、トロルであるヴォーレが人間である警察に素直に捕まるとも思ってなかったのではないかと思う、ティーナ先生。でも彼女は人間として事件に対処したのがすごく良かった。

 

人のあり方というのは本人の思想が決めるんだな。

 

あとラストね、あれはおそらくトロルの流浪の民との接触に成功したヴォーレがレーヴァに送ったトロルの赤子。美しかったー。あぁこれでティーナは向こう15年くらいは希望をもって生きることができるなー、と。優しい世界だね。

 

 

ティーナ役の特殊メイクがすんごくて(語彙力)、観客がティーナを内在化できるかはかなり怪しいんじゃないか、とも思った。いやいや、彼氏と見に行ったんだけど、まぁじ色っぽい雰囲気もくそもないSEXシーンだな、とむしろ冷静に観たのでした。トロルのちんこ、可愛いサイズすぎない???

サイズ感についてはすごくジャパニーズ基準なので「えぇ〜???」というね、下世話www

 

ボーダーをみて私のトロルに対する知識を深めたいと思ったんだけど、あんまり設定がしっかりした読み物がないんだよね。トロルは雄雌が逆なのはどこソースなの?雷を呼び寄せるのは?人の感情に敏感なのは…?だれか、ソースご存知の方は教えてくだちい。お願いしますだ。

 

あとティーナのお父さんね、あの人たしかに事の真相は隠していたけど、愛情をもってティーナを育てたんだろうし(育て方に問題があるならあんな頻度で娘が老人ホームに顔出さないでしょうね)、親子間のすれ違いがあったとはいえ、お父さんもティーナも悪くはないんだよなぁ、悲しいことが生まれたってだけで。親子問題致し方なし、うむ。

 

 

 

うーん、感想は以上です。やはり長文したためるにはキーボード使ってブログ起こしちゃうのが早いな!

 

函南の仕事の出来ですか?相変わらずですよ?笑

今季も忙しい時期に突入するので、生産性あげつつストレス発散しつつ、じぶんが潰れないように、仕事の面で自分を自分で褒めてやれるように、うまいことやっていきたいと思います。

ロールモデルは募集中!笑

 

アディオス!